真日本曳家協会は、技術開発により曳家工事をリードするハイテクノロジーの集団です

技術開発

協会では、この曳家という特殊な技術をさらに向上させるため、技術開発、機械開発に取り組んでいます。

そして、確かで高い技術の工法、安全かつハイレベルな機材を生み出し、より良い技術をご提供するよう心掛けています。


曳家工事工法

H鋼工法 次へ レール工法
(SRM工法)
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1973年開発 1985年開発 1995年より新開発
H鋼工法 レール工法 スクェアフレーム工法

この工法で、レールに乗った建造物を動かすコロも協会員開発です。

現在、曳家工事工法としては主流の工法です。

より建築物に負担をかけない建物基礎の強度も考慮した工法です。

現在、曳家業者に使われている工法は、そのほとんどが協会が開発した技術です。

真日本曳家協会では、現在スクエアフレーム工法を特におすすめしています。建物への負担を掛けないこの工法は現在もローラーを新開発しており精度も上がっております。(スクエアフレーム工法は真日本曳家協会 技術開発部より特許出願中です。)

新型合体式全自動無線油圧同調ユニット

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スクエアフレーム工法では、左の様な同調ポンプを使います。
この同調ポンプは、複数台連動して動作することによって、数万トンクラスの建物を移動することも可能です。


従来の同調ポンプは、工業・産業用に開発され、これを曳家工事にも利用していました。
しかし、同調といいながら現場の状況やジャッキ自体の精度の低さから、複数あるジャッキの1つがアップしてしまい建物に負担をかけること多かったのです。

また、建造物をジャッキアップした際に建物内でおこる異常(建物内の設備の転倒など)に対して、手動停止しか対応が出来ませんでした。

しかも、操作はポンプのそばで行わないといけなくなっています。このため、緊急対応も遅くなり操作とは別に監視する作業員が必要になります。

そこで、曳家工事専用として新型合体式全自動無線油圧同調ユニットを、協会独自で開発しました。

70連同調ポンプ このポンプは、マイクロコンピューター制御で完全な自動化を図っています。


たとえば、

  • ジャッキアップ時にジャッキに異常な負荷がかかると、自動でストップする。
  • ジャッキのストロークも同調ポンプで読み取り制御することにより、一つのジャッキのみアップすることもなくジャッキアップに家への負荷がかからない。
  • 操作を無線式にすることにより現場を確認しながら作業を進めることが可能。

といった特徴を持っています。

もちろん、一般に販売している油圧ジャッキにも対応しており、1台数百トンを持ち上げることができるジャッキを、70台も制御(同調)することが可能です。
仮に100トン用のジャッキを70個つなげれば、7000トンの建物を持ち上げることが可能となるのです。
一般的な住宅は、150トンまでが多いので、簡単に対応することが出来ます。 また、ビル等の大きな建造物も10000トン程度の重さで、ジャッキを交換すれば対応が可能になります。

さらに、この同調ユニットを連結させることによって、より大きな物件にも対応可能です。

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現在、自社で曳家工事を行っている会社は少なく、下請けに仕事を出し、しかも古い技術で作業を行っている会社もあります。
仕事を依頼されるときは、その会社が本当に曳家を行っているのかをご判断下さい。そのご判断は、設備等を見学して頂ければ可能だと思います。

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